骨壷のサイズ
2019.07.01
火葬を行った後、故人様の遺骨を納める「骨壺」。
実は、地域でサイズが異なるということは、意外にご存知ない方が多いのでは
ないでしょうか?
骨壷のサイズ
骨壷は、昔ながらの尺貫法の「寸」で表示されており、壷の胴の部分の直径を表示しています。
1寸は、約3.8㎝ですので、6寸であれば、約22.8㎝の直径の骨壺ということになります。
一般的に2寸、2.5寸、3寸、4寸、5寸、6寸、7寸、8寸のサイズが用意されています。
骨壷の数え方は、「一口(いっく・いっこう)」といいます。
人間に用いるもの、ペット用、分骨用など用途による違いで使用するサイズが変わりますが、お墓や納骨堂などの入り口の大きさに 合わせたサイズを考える必要があります。 男性と女性での骨壷のサイズの違いはありません。
東日本と西日本で利用される骨壺のサイズが違う!
東日本では7寸、西日本では6寸というのが一般的なサイズです。
この違いは、遺骨を納める量が東と西で違うことによって出てきています。
東日本
遺骨を全部骨壷に納めるのが一般的です。(総骨納骨)
収骨の時には収骨台を綺麗に掃除し灰まで全て骨壷に納めます。
成人の方では通常7寸、体格の良かった方では8寸の骨壷になることもあるそうです。
西日本
足、腰、胸、腕、喉仏、頭などの主要な遺骨のみを骨壷に納めます。(部分収骨)
骨壷に入りきらなかった遺骨は火葬場によって指定された場所に埋葬されるそうです。
この為、成人の方では通常6寸の骨壷になります。
※ 東日本でも西日本でも、その地域性や風習によって収骨方法は異なりますので利用される骨壺のサイズは異なります。
静岡東部は7寸、静岡西部は6寸が多く、糸魚川天竜川ラインが総骨納骨と部分収骨の境目と言われています。
お住まいの地域の収骨方法をご確認の上、骨壺の選択をすることが大切です。
骨壺サイズ 概寸法と用途
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