お役立ちコラム

手元供養

「手元供養」という言葉、まだ耳なじみの無い方も多いのではないでしょうか?

2000年代に入ってから広まりだした新しい供養のかたちで、ご遺骨を身近に置いて偲ぶスタイルです。
大切な方を身近に感じることで、故人への想いをより自然に自分の好みのかたちで表現できる供養のかたちとして広まってきています。

手元供養品の種類

ご遺骨の一部や遺灰を直接収めるもの、お骨そのものを加工しダイヤモンドや樹脂にするものなど様々な商品があります。
現在、よく利用されている手元供養品は、小さな容器やペンダントに入れる商品です。

遺骨ペンダント

ペンダントの中に米粒くらいの大きさの遺骨を納めることができるジュエリーです。
メモリアルペンダント、アッシュインペンダント、カロ―トペンダント、納骨ペンダントとも呼ばれ、近年多くの方々に利用されています。

シルバー製やチタン製など長く身に着けていただける素材のものが多いようです。

<遺骨の納め方>

キャップ式のものや蓋をネジで固定するものなどがありますが、納骨の際に蓋を外し細かくした遺骨や遺灰を少量収めます。
納められる遺骨は商品によって異なります。米粒1粒~2粒程度が納められるタイプが多いようです。

<納骨例>

分骨用ミニ骨壺

リビングや寝室に思い出の写真と一緒に置いたり、仏壇の中に安置することができる小さな骨壺です。
部屋の中でいつも一緒にいてくれることで、心を落ち着かせることができます。
美しく輝きのあるガラス製や堅牢な金属製のもの、温かみのある木製のものなど色々な材質の商品があります。

<遺骨の納め方>

お骨をそのまま、もしくは小さな布地や和紙などで包んで納める方もおられます。
ミニ骨壺に入れるお骨は1㎝以下のものを選ぶとスムーズに納められます。
骨壺の種類によって開口部サイズや容量が異なりますので調整して納めてください。

手元供養する場合の注意点

手元供養としてお手元に分骨を置く際に、特別な行政的な手続きはありません。
ただし、後々、そのお骨をお墓に納める場合には、そのお骨は誰なのかを証明する「分骨証明書」が必要となります。
この書類がないとお骨をお墓に納めることはできませんので、将来納骨する可能性がある 場合は、証明書を取得しておく方がよいでしょう。
分骨証明書は、火葬場にて分骨をする場合は火葬場にて、お墓で分骨をする際には墓地の管理者(管理事務所や寺院)より発行していただけます。