訃報の連絡について
2020.02.03
人の死を知らせることを「訃報(ふほう)」といいます。
家族や親族が亡くなった場合、その死去を知人や関係者に知らせる必要があります。
万一の時にも落ち着いて対応できるよう、訃報の知らせ方やその内容などについてご紹介いたします。
訃報とは?
死去を知らせること訃報といいますが、遺族が電話などで親戚や友人など関係者に直接伝える場合はもちろん、
新聞の訃報欄やテレビやインターネットで有名人が亡くなったというニュースも訃報といえます。
会社関係ではFAXでの訃報の案内も多く、最近ではメールやSNSを利用した訃報の案内も見かけるようになっています。
故人の死亡の事実を周りの方に適切に伝え、葬儀の案内を行うためにも訃報はとても重要なものです。
訃報の連絡先と連絡のタイミング
故人を自宅や葬儀場などに安置した後、まずは、家族や親戚に知らせます。
通夜や葬儀などの日程が決まっていない場合は、亡くなったことのみを簡潔に
伝え、葬儀の日時や場所などの詳細が決定した後、改めて連絡します。
勤務先や取引先、町内会などには、詳細が決定次第連絡をいれます。
連絡の順番としては下記のようになります。
①家族など親族
②故人の友人知人、会社や学校関係
③遺族の関係者(友人知人、会社や学校関係)
④隣近所、町内会
※親族は三親等くらいまでの範囲が一般的ですが、故人と親しい方がいれば
お知らせします。
また、遠方の方には移動時間などを考え出来るだけ早めに連絡されることが望ましいです。
家族葬の場合
「家族葬の場合は、参列の人数を制限することが多いため、葬儀の前に皆さんに訃報を伝えないことも多く、
友人等には葬儀後に伝える場合があります。
ただし、友人であっても故人と関係が深く葬儀に参列する場合もありますので、訃報の連絡をする際は必ずよく話し合い、
連絡する範囲を確認してください。
訃報の伝え方
「訃報の連絡は基本的には喪主から伝えるようにしますが、連絡先が多い場合は親族で分担して連絡をします。
電話での連絡
電話で訃報連絡する方が現在でも一番多いようです。
FAXやメールと異なり、確実に情報を伝えることが出来るメリットがある一方、
電話がつながらない際に何度もかけ直す必要があるというデメリットもあります。
死亡直後のあわただしい中で何人にも連絡をしなければいけないので、負担に感じる遺族もいらっしゃいます。
FAX・メール・SNSでの連絡
多くの人に一斉に連絡でき効率的であるため、友人知人、会社や学校関係などへの訃報連絡には、FAX・メール・SNSがよく利用されています。
大変便利ではありますが、メールやSNSで訃報を送ることに対しては、まだ不信感や抵抗感を持つ方がいることもあります。
年配の方への連絡などには、充分に配慮して礼を失することが無いよう気配りする必要があります。
訃報で伝えること
訃報では、下記の内容を伝える必要があります。
・故人のお名前
・亡くなった日にち(時間)
・通夜・葬儀の日程と様式
・喪主のお名前、故人との続柄
会社関係や町内会などへは、代表者に連絡し必要な方に伝えてもらいます。